
【徹底比較】撥水 vs 親水コーティング|あなたの車に最適なタイプを確認
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車のボディやガラスを守るために欠かせない「コーティング」。
その中でもよく耳にするのが撥水コーティングと親水コーティングです。
どちらも愛車の美観や機能性を高めますが、その性質や適した使い方は大きく異なります。
今回は、それぞれの特徴・メリット・デメリット、そして選び方まで徹底的に解説します。
1. 撥水と親水の基本的な違い
1-1 撥水コーティングとは?
撥水コーティングは、その名の通り「水をはじく」特性を持つコーティングです。
コーティング表面に水が球状となって転がるため、見た目にも水玉がコロコロ流れる爽快感があります。
洗車後のツヤ感が強く、鏡のような光沢を求める方に人気です。
1-2 親水コーティングとは?
親水コーティングは「水がなじむ」性質を持ち、ガラスやボディに水が薄い膜のように広がります。
水玉ができにくいため、ウォータースポット(乾いた水滴跡)や雨染みが残りにくいのが特徴です。
特に雨の多い地域や、長時間屋外に駐車する方から支持されています。
2. 撥水コーティングのメリットとデメリット
2-1 メリット
・見た目の美しさ:水玉が弾ける様子は視覚的に爽快で、愛車の輝きを引き立てます。
・洗車のしやすさ:汚れや泥が付きにくく、軽く洗うだけで落ちやすい。
・施工の手軽さ:市販のスプレーやシャンプーでも簡単に施工可能。
2-2 デメリット
・ウォータースポット(水垢)ができやすい:水玉の跡が残ることがあり、特に真夏は注意が必要。
・耐久性が短め:効果は数週間〜数か月程度の製品が多く、定期的なメンテナンスが必要。
・油膜の原因になる場合も:ガラスに使う際は、専用の撥水剤を選ばないと視界不良の原因になることがあります。
3. 親水コーティングのメリットとデメリット
3-1 メリット
・雨染み防止:水が膜状に広がるため、水滴が乾いても跡が残りにくい。
・長期的な美観維持:屋外駐車や海沿い地域でも塩害や汚れの固着を抑える。
・ガラスとの相性が良い:視界がクリアになり、夜間や雨天時の運転がしやすくなる。
3-2 デメリット
・見た目のインパクトが弱い:撥水のようにはっきりと目に見える効果がないため、光沢感を重視する方には物足りない場合も。
・施工難易度がやや高め:正しい下地処理や乾燥時間を守らないと効果が発揮されにくい。
・一部の汚れに弱い:油分や樹液は親水層でも残りやすく、専用の洗浄が必要。
4. 用途別おすすめコーティング
4-1 都市部・屋内駐車派
・おすすめ:撥水コーティング
・理由:汚れが付きにくく、光沢を長期間維持できる。週1〜月1の洗車習慣がある人に最適。
4-2 雨の多い地域・屋外駐車派
・おすすめ:親水コーティング
・理由:ウォータースポット防止性能が高く、雨を利用して汚れを流せる。
4-3 高速道路をよく利用する方
・おすすめ:ガラス撥水+ボディ親水の組み合わせ
・理由:ガラスは水滴を飛ばして視界を確保、ボディは親水で染み防止というハイブリッド効果。
5. コーティングの選び方とメンテナンス
5-1 選び方のポイント
・駐車環境(屋外か屋内か)
・洗車頻度(週1か月1か)
・求める効果(光沢重視かメンテナンス性重視か)
・施工の手軽さ(DIYかプロ施工か)
5-2 メンテナンスのコツ
・撥水タイプ:定期的な再施工と、ウォータースポット除去剤の活用。
・親水タイプ:汚れが付いたら早めに洗車し、トップコート剤で親水効果を延長。
・共通:下地処理を怠らないこと。鉄粉除去や脱脂は必須。
まとめ
撥水も親水も、どちらが「優れている」というわけではなく、ライフスタイルと車の使い方に合わせた選択が重要です。
見た目の美しさを楽しみたいなら撥水、機能性と長期保護を重視するなら親水。
さらに、ガラスとボディで使い分ける「ハイブリッド施工」も効果的です。
愛車に合ったコーティングを選び、日々のドライブをもっと快適にしましょう。