
拭き上げ&乾燥のコツ|水滴跡を残さないプロの仕上げ術
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洗車後の「拭き上げ」は、仕上がりの美しさと塗装の寿命を左右する重要な工程です。
拭き上げが不十分だと、水滴跡(ウォータースポット)や水垢の原因となり、せっかくの洗車効果が半減してしまいます。
この記事では、初心者からプロまで役立つ「拭き上げ&乾燥」の正しい方法とコツを紹介します。
なぜ拭き上げが重要なのか
水道水のミネラルが跡になる
水滴を放置すると、水分が蒸発した後にミネラル成分が残り、白いシミ状の水垢となります。
塗装の劣化防止
水滴がレンズ効果を起こし、紫外線で塗装を傷めることがあります。
仕上がりの美しさ
拭き上げをきちんと行うことで、ボディのツヤが際立ちます。
拭き上げに必要な道具
大判マイクロファイバータオル
吸水性が高く、ボディに優しい素材。サイズは60×90cm以上が理想。
セーム革(人工・天然)
細かな水滴の仕上げ拭きに最適。
ブロワーやエアーガン
ミラーやエンブレム周りなど、タオルが入りにくい部分の水を飛ばすのに便利。
拭き上げの基本手順
1. 洗車後すぐに作業開始
水滴が乾く前に始めるのがポイント。特に炎天下では素早く。
2. タオルを広げてボディに乗せる
擦らず、タオルの重みで水分を吸わせる。
3. 上から下へ順序よく
ルーフ → 窓 → ボディ側面 → 下回りの順に拭く。
4. 細部はタオルを小さく折りたたんで対応
ドアハンドル、ミラー裏、エンブレム部分などはピンポイントで拭く。
プロが実践する仕上げテクニック
2枚使い
1枚目で全体の水分を吸い取り、2枚目で残った水滴を完全に除去。
ブロワー併用
タオルで拭きにくい隙間はエアーで飛ばしてから仕上げ拭き。
シリコンワイパーの活用
大きな水滴を一気に落とし、その後タオルで仕上げる。
拭き上げの注意点
強く擦らない(塗装に細かな傷が入る原因)
砂やゴミが付着したタオルは使わない
直射日光の下では作業を避ける
まとめ
拭き上げは「洗車の最後の仕上げ」であり、ボディの美しさと保護の両方を兼ね備えた重要な工程です。
道具選びと正しい手順を守れば、誰でもプロ並みの仕上がりが可能になります。
次回の洗車から、ぜひ意識して取り入れてみてください。